今日も、セミナー後の対話の中で出て来た話題を、取り上げてみたいと思います。「転職」に関連した事柄になります。
実際にそうした転機を迎えており、あるいは中期的にそうした迷いの中にいるのだと言う方が複数おられました。
私自身もそうした道のりを辿って来ましたし、アセンション的な流れとして、その様な悩みを抱えられている方も多い事だろうとは思っていました。そして、それを身近に感じる機会となったのでした。
自らそれを決断した人については、もちろん心の中で応援したい訳ですが、全ての人にそれをけし立てる(その人のペースを無視して)様な言い方をしたくはないと言うのも本音です。
変化の過程を進むには、人それぞれの個性にあった道のりがある訳で、どれが良い悪いと言うものではないのですが、現実(お金等の問題)との折り合いを付ける事は、現実的な1つのポイントになると思います。
嫌いな仕事を辞めて、好きな仕事をしたいとします。時代の変化、あるいはスピリチュアル的な生き方と言う観点から、そうした方向性自体は決して悪い選択だとは思いませんし、むしろそうあるべきだと思います。
ただ、特にお金の問題等、そうした部分をある程度は上手く調整して進まないと、「ワクワクとした高波動が良い結果を引き寄せてくれる」と言う部分だけで、問題を解決させようと言うのは難しいと思うんですね。
実際問題として、お金が不足してくるとこれまで以上にそうした現実に囚われる事になってしまうものです。つまり、ワクワクどころでは無くなってしまうのです。そして場合によっては、生きるために3次元的な現実に戻る事になってしまうのかも知れません。
そうした事を踏まえて、そうならない様にと書く訳なのですが、大切なのはスピリチュアルな知識を持っていると言う事ではなく、実際に今、自分自身がスピリチュアル的に生きていると言う事だと思うんですね。
例えば、かなりの割合でワクワクと生きており、過度にお金に依存する事の無い調和的な生活スタイルを持っているなど、そうしたスピリチュアルな基盤をこれまでに構築して来ており、無理の無い形での転職を進め様と言うのであれば、引き寄せの法則等が上手く機能する部分もあると思います。
つまり、「仕事と言う部分だけ」の取り組みでは、引き寄せの法則等は上手く機能しないんですね。そうした部分的なものではなく、「生き方・生活スタイル」など、その人の全般的な波動が一致したものである時に、そうしたエネルギー法則がはじめてポジティブに機能して来るのです。
例えば、私の場合で言えば、これまでにも何度も書いて来ていますが、収入的には貧困世帯に該当するのではないかと思います。
しかし、その少ない自分の収入だけで、特に困る事も無く悠々自適に生活出来ている理由は、そう言う部分にあると思うんですね。つまり、お金のかからない調和的な生活スタイルを持っていると言う事です。
肉食は出来るだけ控える(動物が可哀想)、農家の販売所を利用(近所の人との振れ合い)、台所洗剤は使わない(動物脂が少ないので必要ないし、排水を汚染したくない、手にもやさしい)、洗濯は重曹で(排水の汚染を和らげたい)、シャンプーやリンスを使わない(丁寧に洗えば清潔で健康的)、趣味は自然散策やネットサーフィン(健康的・知的)、庭は果樹で緑豊か(無農薬の果物も楽しめる)。
上に書いた様な諸々の生活スタイルと言うのは、そのままお金のかからない生き方でもあり、そうしたものが低収入でも余裕を持って生きていける現実を支えているんですね。
ケチケチと切り詰めて生きるのではなく、ポジティブに調和的に生きる事で家計も健全なものになって行くのです。
そうした部分にまでスピリチュアルが定着していれば、仕事(収入)の部分で多少無理があっても、ワクワクを貫いて行く事が出来ると思うのです。そして、結果が出るまで気長に待つ事が出来ます。少なくとも私の経験からはそうであったと言えます。
それから、スピリチュアルと言う意味からも現状の景気と言う意味からも、「拡大」に価値を置かない方が良いと思います。つまり、これまでの社会常識では、「大きくなる事が成功を表している」と考えられて来ました。
しかし、スピリチュアル的には「無理のない規模で充実させて行く」方が好ましく、それを明確に意識するのが良いと思います。無意識でいると、どうしても周囲の関係者に流されて、拡大思考になる傾向を持ちやすいのです。
例えば、銀行はお金を貸すのが仕事ですから、事業を拡大させてもらいたいんですね。税理士さんにしても、事業を拡大させてくれた方が、自分の仕事も増える事になりますよね。仕入先やコンサルタントにしても、基本的にはそうした傾向があると思います。
つまり、仕事で関係すると言う事は、基本的には拡大を目指し合うと言うのが世の流れなのです。
だからこそ、スピリチュアルを日常にまで浸透させた、自分のスタイル・生き方を持っている事が大切なんですね。知識だけでは、そうした現実に飲み込まれてしまいやすいのです。
それから、好きな仕事をするにしても、事業形態は色々あると思うんですね。
小売であっても、店舗販売もあればお祭り等のイベント会場での販売もあり、ネット販売もあります。
あるいはピアノ教室であれば、バイエル等から基本をキチンと教えて行くと言うスタイルもあれば、ヒットソングやアニメソング等の曲を柱に据えて教えて行くスタイルもありますよね。
子供を対象にするばかりではなく、大人・お年寄りを対象にする事も出来ますし、人によって、上手になる事を目的にも出来ますし、簡単な曲で音を楽しむ事を目的にする事も可能でしょう。
そうしたビジネスとワクワクのアレンジ力と言うのは、他のどの様な仕事に進むにしても同様に大切だと思うのです。
その様にして自分の道を模索し進む時に、「既存のあり方を目標としないで」自分に合ったワクワクを柔軟に模索して行く応用力を大切にすると良いのかも知れません。
当日の対話の中で教えていただいたのですが、「仕事と言うのは愛です」と言う考え方があるそうです。これまでの常識では「仕事とはお金」ですよね。
これって、ポッと言われると「でも、お金が無い事には・・・」と思えてしまうのですが、先ほども書いたように、調和(愛)を生活スタイル全般の中に浸透させて行けば、仕事に対してもそう言う姿勢を実践して行く事は不可能ではないだろうなと思わされました。
それだけではなく、全体を愛でまとめ上げれば、それなりにまとまり成り立って行くだろうと言う事です。
言い換えれば、生活(支出)部分に愛(調和)が不足しており、仕事(収入)部分だけに愛をと考えるのでは、「お金が無い事には・・・」と言う現実に絡み取られて行く可能性が高いと言う事になります。
あとは、遣り甲斐を感じるために仕事を独立したいけれど、結局それは、ワクワクに向かいながらも競争的な仕事であり、調和的ではないと言う場合もあります。(独立の全てが競争的だという意味ではありません)
それについて良い悪いと価値判断することは出来ませんが、そうした場合は、確かにその仕事の内容によっては、より激しい競争の中に巻き込まれて行く可能性はあると思います。
「ワクワク」にも色々合って、3次元的(立場・売上・勝つ(他人と奪い合う)事)にワクワクする場合もあれば、4次元的(お金や立場に関係なく内面から・他人と分かち合う事)でワクワクする場合もあるんですね。
私達が向かいたいのは、4次元的なワクワクであり、その辺の区別もつけながら「自分のペース」で「日常現実を通じて」、人生を通じて取り組んで行くことも大切なのかも知れません。
基本的に私たちは、知識として理想の形を知ると、そこに辿り付くまでの長い変化の道のりを省いて、直ぐにでもそうした状態を作り出そうとする傾向があります。
それを直ぐに行動によって表した上で試行錯誤するか、なかなか踏み出せずに地道な下積みを重ねた上でようやく行動に表すかは、人それぞれの個性であり良い悪いではありません。
ただ、いずれの道のりを辿るにしても、調和的な日常と言うゴールへ至るには思ったよりも長い過程を経て行く傾向があり、心の中に、人生を通じて気長に取り組んで行くのだと言う気持ちを持っておくと、良いようにも思います。
どの様な道のりを辿るにしても、皆さんの日常に調和的な現実が増えて行く事を願っています。(^-^)
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