2020/04/23

都市封鎖・危機・タイムラインの分岐

原油価格が大暴落を起こしています。5月受け渡しの原油価格が、先日一時マイナス37ドルにまで下落しました。つまり、原油1バレルを引き取れば37ドル貰えると言う事です。

世界的な原油の需要急減によって、貯蔵施設に余裕が無くなって来ていると言う背景などがあります。

こうした一連の危機的な状況へ至るスタートになったのが「都市封鎖」です。ウイルスの感染拡大への対応として「都市封鎖を選択した」事に対する結果が、今からこうして次々と襲い掛かって来ています。


個人的には、中国での都市封鎖が始まった当初から、都市封鎖はパニックによる選択ミスであると書いて来たのですが、そうした選択は世界に広がってしまいました。

その結果、世界経済は急ブレーキ。アメリカではこの4週間の間に2200万人の人が職を失っています。2200万人ですよ。労働力人口の13%に相当するそうです。

さらに、それとは別にそれ以前からの失業者と言うのもいる訳で、いかに現在の混乱が危機的なものであるのかと言う事が分かります。これが、都市封鎖によって引き起こされた危機の「ほんの一面」であると言う事です。

日本も、特に東京はこうした方向に向かってアクセルを踏みたがっています。間に合わないかも知れませんが、東京では7月に都知事選がある訳で、だれに投票するのかをよく考えて投票すると良いと思います。

世界各地・各国の都市封鎖により経済はストップ、失業者は今も急速に増え続けており、需要の急減から原油価格が大暴落していると言う訳です。

現在、産油国・企業の採算は、原油を算出すればする程に赤字が膨らんでいる状態です。特に国庫を原油に依存している中東では、かなり危機的な状況に陥って行くものと思われます。

また、アメリカ・ロシアも産油量のトップ3に入っているために、大変に苦しい状況に陥って行く可能性があります。アメリカではシェールオイルと言う採掘手法によって、現在では世界1位の産油国になっています。

シェールオイルは、産油コストが高めであるとも言われており、それら企業の倒産が金融危機へと繋がって行く可能性は普通にあり得ます。そうでなくても、個人の破産・企業の倒産急増が確実な情勢で、金融機関は不良債権をどこまでも膨らませて行く事になります。

原油価格の下落は、それを購入している日本にとっては、経済的にとてもポジティブなサポート要因になります。

ただ、例えばソフトバンクグループは産油国から巨額の資金を引き出してファンドを運営しています。そして、世界的な株価の下落・経済ストップによってかなり危うい状況へと向かっています。

そうした資金難から更に巨大なファンドを募集したのですが、事実上の失敗に終わっており、最初のファンドを潰さない為に、ソフトバンクグループ自らが出資してタコが自分の足を食べながら生きている様な状態です。

ソフトバンクグループと言うタコは、非常に多くの足を持っているために即座に倒産等と言う事は無い訳ですが、大きな体で引き返せない坂道を下り続けて行く訳で、先行きには益々暗雲が立ち込めて来ると思います。

そして、巨大企業グループであるソフトバンクグループが大きく傾けば、何らかの手が打たれない限り日本初での金融危機が始まる可能性すらあるのかも知れません。

特にみずほ銀行は、ソフトバンクや韓国に巨額の融資を行っており・・・、と言う様に、都市封鎖から始まった連鎖的なドミノ倒しは、全方位に一斉に倒れ始めているのだと言う事です。

ここに書いたことはほんの1つ2つの話であって、こうした事がそこら中で起こり始めています。

これが、アセンションの過程において起こると言われ続けて来た、古い社会システムの崩壊です。このドミノ倒しの連鎖が止まって、元通りに直されることはありません。ドミノはすべて倒され、その場から取り除かれると言うのが流れです。

その取り除かれた後に、速やかに調和的な新しい社会システムを構築して行くために、私たちはそうした調和の芽生えに意識を向けて行く必要があります。それは、批判的な視点からでは決して見つけられないものです。

今からの3年で、急速に古い社会システムは崩壊して行くと思います。ただ、それを速やかに取り除けるかどうかは、私たち次第であると言えます。より多くの人々は、新しいシステムではなく、古いシステムを立て直そうと選択する可能性があります。

それでもなお、私たちは調和的な方向へ意識を向け、そこに生まれる繋がりを大切に育てて行く必要があるのです。断固たる決意によって。

タイムラインは分岐して行きます。みんなに付いて行くのではなく、自分が辿るべきタイムラインに意識を集中する必要があるのだと言う事です。

2 件のコメント:

  1. 砂見さん、新たな記事及びYouTubeのアップありがとうございます。
    すべては、神の計画通りに進んでいると思うようにしています。
    アセンションに向かって、分離から統合に進めていく。自分自身の内側を、分離から統合に進めなければならないように、自分の外側の世界である社会も、分離から統合に進めなければならないのかなと思います。
    都市封鎖や自宅待機は、究極的な分離に近いものですが、振り子を大きく振るかのように、究極的な分離にいったん向かわせ、そこから統合に勢いよく向かっていくのではと思っています。!(^^)!

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    1. そうですね、マイナス方向に振り切れてしまわない様に、自らをポジティブに保って大きくプラス方向に加速して行きたいですね。(^-^)

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