2019/09/29

3次元・4次元の「分かれ道」

私たちはある意味で、既に大混乱の時代へと踏み込み始めています。

地球は2万5千年の周期を3度繰り返す大周期の終わりにあり、魂として3次元の経験環境に残るにしろ、4次元以上の経験環境へ進む(あるいは戻る)にしろ、この地球上での3次元的経験環境はこれにて清算される事になるからです。

その時、3次元から4次元への境界線に立つ私達の足を強く押し戻すのが、目の前に投影されて行く大混乱によって起こされる「不安・恐れ」から来る反応です。つまり、スピリチュアル的な目覚めが消し飛び、競争的な生存本能に飲み込まれてしまうのです。


この時代(次元)を乗り越えられるかどうかの大きな分岐点は、そこにあるのだと言う事を、繰り返し意識の中に焼き付けておいて下さい。

なぜなら、よほど強く意識していても、大混乱が現実として映し出され始めるとそれが反射的に消し飛んでしまう可能性が高いからです。

そして、スピリチュアル的な方向性を見失う事無く、実際にそうある事が出来れば、その人の経験世界は大きな転換を経て、やがて4次元的な現実の中へと抜け出して行く事になります。

例えば、金融・経済崩壊が来るのだとブログに書くことがあります。それは、訳も分からずに混乱に飲み込まれてしまわないように、最低限の準備と心構えをしておく事が大切であるからです。

しかし、ここで間違えて欲しくないのが、「どの様な準備と心構え」をする必要があるのかと言う事です。

つまり、それによって不安と恐れを引き起こし、競争的・肉体生存本能的な側面から反応しないで欲しいんですね。

どうしてもお金や食べ物に関わる事になると、特にこれまでの競争社会を生きて来た私たちには、反射的にそうしたスイッチが入ってしまうのです。

つまり、スピリチュアルと言う知的な娯楽の時間は終わり、ここからは競争的な現実をしっかりと生きて行かなければいけないと言う訳です。

これが繰り返し書いて来た様に、「知識(思考)」で表層的に知る段階に留まっている人達の反応になります。

しかし、私達が取り組むべき段階は、そこからさらに一歩踏み込んだものでなければなりません。それが、3次元と4次元の境界線をまたいで行くための鍵になるのです。

つまり、これまでに得て来たスピリチュアル的な知識を、「常識・世界観(信念)」として、自分のあり方の中に浸透させ始めなくてはならないのです。

言ってみれば、私たちは人生と言う大航海の末にスピリチュアル大陸を発見した訳ですが、入り江に入ってシッカリと碇を降ろして置かないと(あるいは上陸して拠点を築いていかないと)、これから来る大嵐によって遥か彼方の海の果てに押し流されてしまうのだと言う事です。

今からの段階でそうなってしまったのでは、今回の機会の中で再びその場所に戻ってくる事は困難になってしまいます。

それについて、もう少し具体的に書いてみる事にしましょう。

例えば、金融・経済を中心とする社会システムそのものが、大なり小なりの崩壊をすると言う情報に触れたとします。(実際、極めて高い確率でそうなる訳ですが。)

その時に、仕事・お金・食料・備蓄・資産運用・・・、と言う方向のみで「備え」を完結させないで欲しいのです。

私たちは、現実として物質的な経験世界を生きている訳で、そうした経験環境に応じた備えと言うものもある程度は必要であると言えます。

しかし、それは「スピリチュアル的にある事を実現して行くための、二次的な備えである」と言う事を忘れないで欲しいのです。

まず大切なのは、魂としてスピリチュアル的な目覚めを進める事であり、そのための環境づくりとしてそうした備えが役に立つのだと言う事です。

つまり、「生存競争的な視点から個として生き残って行く」ための備えと、その様に「スピリチュアル的な目覚めを進めるための環境づくり」としての備えとでは、同じお金や食料等に関する備えであっても、その備え方が異なって来る事になるのです。

例えば、個として完全な備えをしようとしても、直ぐに限界にぶつかります。食料には消費期限があると言う事です。そして、お金は食べる事が出来ず、その価値が崩壊した状態では物に変えることも出来ません。

しかし、スピリチュアル的なあり方によって、みんなと共に助け合って行くのだと言う視点に立てば、自分の置かれた状況に応じて、より有効な備えをする事が出来るのです。

電子書籍「2016年~金融・経済崩壊!」等にも書いた様な気がしますが、自分が野菜を備蓄しようと思わなくても、自分は農家の人が必要なものを備蓄しておけば良いんですね。

例えば「塩」です。塩には消費期限は無く、誰もが生きて行く上で必要とするものです。しかも、今であればとても安価であり、保管に場所もとりません。

ある程度の田舎に住んでいるのであれば、危機の際にはそれを、近所のスピリチュアルなネットワーク構築の種・接着剤として活用する事が出来るかも知れません。

そうした発想で、備えを考えてみて欲しいのです。

既にハッキリとしている事なのですが、自分だけは生き残るのだと家族分の備蓄や金融資産の投資等に頭を捻って備えをしても、そうした生き方では4次元的な経験世界へ抜け出して行く事は出来ないんですね。

仮にそれが功を奏して、生存競争的な大混乱を生き抜くことが出来たとしても、それでは、3次元的な終わり行く世界の延長線上にいる事に変わりは無いのです。

物質的に世界を捉えていると、そうした次元の分離的な変化を理解する事は難しい訳ですが、世界も私達も意識的なエネルギー存在であると言う事は、スピリチュアル的な世界観においては一番の基礎となる部分なんですね。

肉体と言う経験は本質的なものではなく、1つの経験様式に過ぎないのです。肉体と言う経験が終わっても、私達の経験は魂として続いて行く訳で、そうした視点を常識として持つことが大切になります。

肉体と言うあり方に囚われていると、混乱と同時にパニックになって、反射的に3次元の生存競争と言うストーリーに飲み込まれてしまうのですが、それは避けたいところなのです。

そうならないために、精神・物質の両面からスピリチュアル的な発想によって備えを進める事が大切です。そして、大混乱の中での経験を利用して、自らのスピリチュアル的なあり方を飛躍的に拡大させる事が、私達の魂としての最大の目標になるのです。

現在、世界規模での金融・経済的な崩壊が、すぐ目の前にまで迫っているものと思われます。経済指標として重要であり、尚且つ改竄され難いものとして、各国の貿易統計や自動車販売台数が尋常でない急降下を見せています。

各国政府は、お金を刷りまくって金融市場に流し込むこと(量的緩和)で必死になって最終的な金融・経済崩壊を防いで来たのですが、それさえも効果が表れなくなって来ていると言う事です。

その一方で、そうしたこれまでの政策の弊害として、世界的にかつて無い規模にまで膨れ上がったバブルが崩壊し始めています。

特に、もっとも酷いバブル状態にある中国では、政府が死に物狂いで強引に不動産バブル等の崩壊を防いでいるのですが、そうして市場原理を歪めている事による弊害が、さらなる危機を生み出し、もうどうする事も出来ない状態に陥っているのです。

中国では更に、お金を刷りまくった上に米中貿易戦争や豚コレラ等も重なって、食料品のインフレが相当な勢いで進んでいます。

そして、工業品も通貨安から原材料価格が上昇しているのですが、不景気で作っても売れないために販売価格は下落しているのです。

そうした状況から、中国にあるお金が、海外への逃避(中国のお金を売って、アメリカ等のお金を買う)を加速させているのですが、それを放って置くと中国のお金の価値が暴落するために、政府・中央銀行は必死になって蓄えたドルを売り、中国のお金を買い支える事でその価値を守っているのです。

しかし、自分の国のお金は印刷出来ても、他国のお金を印刷する事は出来ません。そのために、いずれ近い内に蓄えて来たドルが底をつき、中国のお金を買い支えられなくなって大暴落が起こることになります。中国の金融・経済は、そうして崩壊する可能性が高いです。

中国経済が崩壊すれば、連鎖的にドイツ・韓国なども崩壊する事になります。しかし、そうして中国が口火を切るのか、韓国やドイツが口火を切るのかは何とも言えない所です。

それらの国々に限らず、どこから崩壊の連鎖が広がってもおかしくないのが、現在の世界情勢なのです。

ただ、そうして崩壊する力が掛かって来れば、もう一方からはそれを回避しようとする政府等の力も掛かってくる訳で、それが結果として大難となるのか小難となるのかの可能性の幅は残されています。

どうですか?もう既に、不安・恐れからの生存競争的な危機回避スイッチが入り、スピリチュアルがすっ飛んでいませんか?

ちゃんと、4次元へのラインを見失わないようにして下さいね。(^-^)

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まぁ、なるようになるでしょうと自分に言い聞かせつつも、実際にお一人お二人と連絡を頂けると、ちょっとホッとするところがあるんですよね~。(笑)

実際に参加して頂くには、ある程度地域が限定されてしまう訳ですが、可能な距離にお住まいでご興味のある方は、一度検討してみて頂けると嬉しいです。

みんなで、4次元へのタイムラインをしっかりと捉まえて行きましょう。(^-^)


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2 件のコメント:

  1. 一人ひとりの調和的備えが、大難を小難にするのかもしれませんね。ふと思ったのですが、その混乱期に、芸術の価値はどうなっているのでしょうね?

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  2. ウリッセさん、こんにちは。そうですね、大難の可能性も小難の可能性も共に存在しており、そのどちらを現実かする事になるのかは、私達のあり方しだいなのでしょうね。

    芸術は波動エネルギーを、絵や音などの様々な表現に落とし込んで表す事であり、高次元社会でも幅広く関心を持たれているみたいですよ。

    現在の地球上でも、歌の歌詞など様々な形で、私達の内面的な変化の広がりを波紋の様に広げる役割を持っているのかも知れませんね。(^-^)

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