2019/08/14

波動領域を上がる

2019年と言うのは、アセンション過程の真っただ中であると言う事が出来ます。それは12,500年あるいは25,000年をサイクルとする流れの終着点に、到着しつつあると言う事です。

私たちの人生と言うスパンの中で見れば、1990年頃から最終章にはいっており、2012年冬至には、一足先に私たちの経験環境である惑星地球が、アセンションを達成しています。それは、私たちにしてみれば、長いマラソンを走って来て、いよいよ陸上競技場の中へと入って来たと言ったところでしょうか。

そして、競技場内のトラックを走りながら、最後の直線に入ろうとしている段階が今であると言えるのです。ここから最後のラストスパートによって、これまでの予測としては2030年~2037年頃にゴールする可能性が高いと見られているのです。



人類と言う集団としては、そのゴールによって、3次元から4次元の新しい経験世界へと抜け出す事を目指しています。

ただ、それは人類がみんな一緒に、どちらへ進めるかと言う意味ではありません。各自がそれぞれに、どちらの次元世界へ進むのかと言う事なのです。

現時点では、社会的集団としての規模によって、4次元へと進む人たちが出てくることが確定的になっています。

それは、例えば12,500年前のアトランティス文明崩壊時の様に、一部の例外的な高僧たちだけがアセンションを出来るという様な小規模なものではないという事です。

1つの目安として、全体の3割程度の人が4次元へ進むのではないかと言う見方があり、その割合を少しでも増やすために、地球のアセンションは2012年まで延ばされ、人類のアセンションもそこから更に、ギリギリのタイミングまで先送りされているのです。

ただ、中には集団としてのアセンションより一足先に、4次元よりも更に高い領域へとアセンションする人たちも出て来ます。それは、3次元から4次元への橋渡しをサポートするために、高次元から地球上に転生して来ている人たちです。

私たちは、これまで物質世界の中に肉体的に存在しているものとして、自分と世界を経験して来ました。それが、3次元と言う波動レベルにおける、世界に対する経験の仕方なのです。

しかし、より高い波動領域から私たちの現実を捉えると、実際には、私たちは肉体・エネルギー体・意識と言う領域に跨る自らの内に、物質世界と言う幻想を映し出してそれを経験しているのです。それは、夢を見ているのと同じような状態です。

意識の焦点が低波動に合されている時には、私たちは肉体として3次元(分離・競争)的な物質世界と言う経験をすることになります。それはひとえに、自分自身がそうした現実に意識の焦点を合わせているからです。

しかし、意識の焦点が高波動(一体的・調和的)な現実に合わせられて行くと、経験が物質的・肉体的な現実から、エネルギー的・エネルギー体的な現実へと徐々にスライドし始める事になります。

肉体としての枠の中に囚われて来た感覚が、その枠を超えて、肉体を包み込むエネルギー体の中へと広がり始めるのです。それは、ハートや松果体を起点としてエネルギーの活性領域を広げて行くことで、徐々に経験の中に表れてくる現実です。

そうしたエネルギー体の活性化によって、そのエネルギー密度が増して来ると、エネルギー的な感覚と視覚的な感覚によって、物質的表現に基づくエネルギー経験を捉え始める事になります。

その段階が進む事によっていわゆる超能力が表れ始めたり、意識の焦点を変える事によって異次元間を行き来することが出来るようになるのだろうと思います。

冒頭にも書いたように、現在は既に長いマラソンコースを経て陸上競技場に入り、最後のバックストレートへと立ち上がろうとしている所です。

つまり、そうした変化が実際に、人々の内において起こり始めているのです。

4次元へのアセンションを目指すグループにおいては、そうしたエネルギー感覚は最後のゴールテープを切る瞬間(イベントの際)に一時的に経験することになり、それがその後の4次元世界での、多次元的な世界観を支える礎となって行きます。

そうした現実の中にありながら、現在の私たちが意識的に取り組むべきことは、自らの意識の焦点を、より波動の高い経験へと向けて行く事です。

事件や事故、争いなどに目を向けるのではなく、幸せを感じる様な調和的な情報に意識を向け、実際に自分の現実においても、当たり前の日常の中に、調和的な自らのあり方を浸透させて行く事が大切なのです。

私たちの学びにおける答えは、明確に存在しています。それは「幸せになるためには、競争に励むのではなく、調和的にあること」が大切なのだと知り、実際にそうある事なのです。

それが出来る人たちにとっては、もう3次元的な環境の中で学ぶことは無く、それ以上そこにいる必要もなくなります。

しかし、それが出来ていなければ、もう少し3次元的な現実の中で学びを重ねて行くことが必要になるのでしょう。

極めて単純な事なのですが、それがアセンションと言うイベントの本質にあるものなのです。


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