「ウイルス」よりも怖い「パニック」

新型コロナウイルスの実態が、少しずつですが分かって来ているのかも知れません。国内の専門家からも、徐々に情報が流され始めています。

マスコミではなく、国内の専門家の説明によると、「中国から報道されている様なおどろおどろしいイメージはない」「症状は風邪からやや症状の重いインフルエンザ程度」等と言った感じです。

中国以外での感染者については、亡くなられている方は殆どいません。順次、回復して、あるいは始めからあまり症状が出ないままに治って行っている様です。

ただ、それで気を抜いてよいと言う意味ではありませんが、そうした情報を正しく受け止めて行く事も大切であると言う事です。

今回の新型コロナウイルスの件について言えば、本当に怖いのはウイルスそのものよりも、人々のパニックであると言う事が出来るのかも知れません。

中国では、春節の大移動で既に500万人の人が武漢を離れてから都市封鎖が行われたと言われています。

専門家に言わせれば、その時点では既に都市封鎖が効果を発揮する段階は過ぎている、つまりタイミングを逸したと言う事になると思います。

普通に考えて、政治的な指導部のパニックによる失策だとしか思えません。これで中国の金融・経済崩壊は決定的なものになってしまいました。

アメリカは中国の対応を指示していますが、アメリカとしてはそれによって友好的に中国の経済的な隔離・封じ込めを進められているのですから、願ったりかなったりです。

アメリカはそうした意味で、戦略的に中国との関係を断ち切る機会として、今回の件を利用し始めています。

それと比較して、日本も同じようにと言う声も多いのですが、日本はアメリカとは事情が異なります。冒頭にも挙げたように、新型肺炎の症状を冷静に判断して、中国や韓国などの様にパニックになって金融危機・経済危機へのアクセルを踏み込まない様にしなければなりません。

今週は中国の金融市場が再開されたわけですが、18兆円の資金を投じて、初日こそ株式市場の大暴落があったものの、その後は落ち着いた取引が続いています。

取り合えず、再開に伴う大混乱は回避できたと言う事です。

そして、次の段階ですが、「韓国通貨のウォン」の暴落が近づいている可能性が高いです。

株式市場は自国通貨で取引されているために、年金資金や金融緩和等で買い支える事が出来ます。そうした対応に節操が無くなっている今の世界では、簡単には株式市場が崩れにくいんですね。

その一方で、自国通貨の暴落を支えるためには、米ドルなどの外貨が必要になります。そのため、外貨準備が枯渇した時点で買い支えが出来なくなり暴落になるのです。

そうした所から見ると、中国ももちろんアウトなのですが、それより先に、早々にも韓国の通貨が暴落しそうな気配があります。

さて、ここまでは状況分析です。つまり、自分の事ではなく、自分の置かれた環境を分析したにすぎません。

大切なのはそうした状況の中で、自分自身のあり方をどの様に舵取りしたら良いのかと言う事です。

まず、アセンションと言う過程において、こうして古いシステムが崩壊して行くと言う現実を受け入れる事が出来れば、それに強く向かって行く事が出来ます。

嫌だ、逃げたい、来ないで！と言う姿勢だと、まぁ、普通はその大波に飲み込まれると思います。

そうして波に飲み込まれてパニックになると、どっちが上か下かも分からなくなってしまうんですね。パニックな訳ですから。

そんな状況では、スピリチュアルだ調和だなんて、完全に吹き飛んで消えていますよね。とにかく自分が生き残らなければならない！と、それだけです。

そうなってしまうと、例え生き残っても、そこは4次元ではなく3次元の世界のままであると言う事です。

さて、どうしたらパニックにならずに、調和的にこれからの混乱を乗り越えて行く事が出来るのか。

自分がこれまでに得て来た知識を整理して、これからの10年を、本気で次元上昇に取り組んで行く必要があると思いますよ。押し付ける気はありませんが。