2020/06/13

「時間は存在しない」ってどう言う事?

さて、頂いたリクエストで遅くなってしまいましたが、今回は「時間」について取り上げてみたいと思います。

スピリチュアル的には、よく「時間は存在しない」と言われることがあり、私も電子書籍などでそれがどういう事なのかをかなり書いて来ているのですが、焦点がぼやけてしまわない様にシンプルに書いてみたいと思います。

まず、それを理解するためには、「変化」と「時間」は全くの別物であると言う事を理解する必要があります。


「変化」と言うものは、存在する全てのものが持っている性質です。世界は常に変わり続けており、1つ1つのものも常に変わり続けているのだと言う事です。

例えば、「石」が変化していない様に見えても、地球の長い歴史の中では「風化し砕け、やがては大地(プレート)の移動と共に大地に飲み込まれて融解し、何れまた火山活動などによって生成される」ことになります。

あるいは、人間の目からは変化している様には見えなくても、極小の素粒子レベルにおいては、全ての物質は常に動き続けているのだと言う事も出来るのです。

この様に、「存在する全て」は必ず「変化」を続けています。「そうした変化を測るための物差し」として、人間の考え出した概念が「時間」です。

「変化」は常にあらゆる所に存在しているのですが、「時間」は存在しているものではなく、人間が変化を測るための物差しとして考え出した概念(考え方)なんですね。

例えば、私達の世界・社会は常に変化をしており、そうした社会環境の中で他人と待ち合わせなどの予定を立てるとします。

その時、時間が無ければ「日の出とともに」「昼頃」「日没前に」などと言う形でしか約束する事が出来ません。しかも、それでは雨の日などには困ってしまいます。

そこで人間が考え出したのが、「時間」と言うものです。農作業に合わせて、季節の1サイクルを1年。それだけでは大雑把すぎるので、12等分して1か月と言う概念を作り、30等分して1日と言う概念を作り、24等分して・・・。

それは、存在するものではありません。単なる考え方です。「変化」は存在するのですが、その変化を他人・社会との共通認識によって把握するために考え出されたものが、「時間」であると言う事です。

そもそも、常に一定のスピードで時を刻み続けるものなど、宇宙的な視点からは存在しないんですね。どの様なものであっても、環境を変えれば変化のスピードが変わり、それは観測する者の状態によっても変わって来るものなのです。

これがスピリチュアル的に、よく「時間は存在しない」と言われる事の意味です。

そうした観点からの世界の真実と言うのは、「世界は永遠の今の中で絶えず変化をし続けている」と言う事なんですね。あるのは「今」、ただそれだけであると言う事です。

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ところがそれを勘違いしている事から、私達の経験が大きく歪んでしまっている事にこれまでの社会の問題がありました。

つまり、単なる「概念上にしか存在しない未来」に囚われて、「唯一存在する今」の中で犠牲を重ね続けているのです。

学生の頃には将来の為に勉強に追われて、社会人になったら将来の為に仕事に追われて、将来困らない為に貯金をして・保険をかけて・年金もかけて・・・。

常に将来の不安に対処するために、今の中に犠牲を生み出しているのです。未来とは「可能性」を、時間的な概念に置き換えた1つの表現に過ぎないんですね。それは実在するものではなく、単なる考え方です。

未来を経験した事がありますか?無いはずですよ。だって、そんなものはありませんから。人は誰でも、「今」しか経験した事がないのです。未来と言うのは存在するものではなく、単なる考え方です。変化の先にある可能性(まだ、現実化されていないエネルギー)であると言う事です。

話しが長くなってくると、訳が分からなくなって来るかも知れませんね。途中で区切りを入れた所までを、まず考えてみて頂けたら良いかと思います。

また、更に興味のある方は電子書籍などを参考にしてみて頂けたらと思います。電子書籍「パラダイムシフト」では、今日触れた様な内容が含まれていたと思います。

電子書籍 パラダイムシフト

2 件のコメント:

  1. ありがとうございました😊
    時間は変化を測るための物差し📏、とても分かりやすい説明ですね。ありがとうございました。

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    1. そうですね、「変化」と「時間」を区別して考えると良いと思います。(^-^)

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