2020/05/22

学校教育はどう変わる?

今回も頂いたテーマによって、記事を書いてみたいと思います。ブログに頂いたテーマは、動画の方でも取り上げさせて頂くかも知れませんので、もし良ければそちらの方も参考にしてみて下さい。

さて、今回は「4次元に向けての学校教育」と言う事で、これまでの比較競争的な教育スタイルが、どの様な方向性へと変わって行くのかを考えてみたいと思います。

まず、これまでの教育の特徴を上げてみたいと思います。それが3次元的であるとすれば、それを4次元的に置き換えて行くとどうなるか?と言う感じで考えてみましょう。


「これまでの教育の特徴」
(1)与えられたものを受け入れる
(2)比較競争
(3)我慢して従う事
(4)良い悪いの価値判断

「与えられた知識・情報」をいかに早く多く頭に詰め込むことが出来るかと言う事が、これまでの教育の特徴でした。

「なんで?」「どうして?」。子供が発する最も大切な視点を無視して、とにかく与えられたものを受け入れて行くのだと言う事です。

受験勉強で「何でこうなるのだろう?」等と考えていたのでは、競争に勝つことは出来ませんよね。理由なんてどうでもいいから、少しでも多く暗記して、1点でも多く点数を取る事が教育のテーマであったのです。

そして、よくよく考えてみれば、中学校以降の教育で勉強した事が、その後の人生の中でどれだけ役に立っていますか?役に立っている場合、それは3次元社会に適応するために役に立っているのか?4次元的な人生を送る上で役に立っているのか?

小学校までの教育内容、つまり読み書きや算数、その他の基本的な事についてはこれからも残って行くだろうと思います。それは、社会生活を営んで行く上で基本的な事になるからです。しかし、中学校以降の教育内容については、大きく変わって行くだろうとも思います。

これまでの教育内容が完全に無くなると言うのではありませんが、それらは必須ではなく選択肢の1つとして残って行くのではないでしょうか?

現在の小学校程度の教育を経た先では、各自の個性に応じた学びを選択して行く事になるだろうと思います。それは、これまでのイメージに当てはめて言えば、習い事・カルチャースクールの様な感じです。

よくよく考えてみて下さい。これまでは、与えられた競争に基づき、人々が学歴や営業成績でランク付けされて来ました。それが、競争社会の仕組みであったからです。

しかし、これからはロボットや人工知能によって、人々は義務的な仕事から急速に解放されて行く事になります。そして、そこから自動的にあげられた利益が税金として徴収され、ベーシックインカムによって国から人々に生活費が支給されて行くと言う様な方向性に向かいます。

すると、私たちは各自の個性に応じたワクワク感を追及して行く事になり、それによって社会に貢献して行く事になるのです。

3次元社会を支える人材を育てるための教育は、「個性を押し殺して社会の歯車を生み出す」事でした。しかし、4次元社会を支えて行くのは、「生き生きとした各自の個性」なのです。

料理の好きな人たちが、様々に自分が興味を持った料理を追求して行きます。音楽の好きな人たちが、様々に自分が興味を持った音楽を追及して行きます。科学の好きな人たちが、様々に自分が興味の持った科学を追及して行きます。

そして、それらを社会に提供する事によって人々の喜び・感謝に触れる事で、より大きな幸せを経験して行くのです。

つまり、4次元社会の豊かさを支えて行くのは、「人々の成熟された個性」であるのだと言う事です。そうした「成熟された個性」を育てるのが、教育におけるテーマになって行くのです。

その様な視点から、最初に上げたこれまでの教育の特徴をもう1度見てみましょう。

(1)与えられたものを受け入れる
(2)比較競争
(3)我慢して従う事
(4)良い悪いの価値判断

(1)は個性を無視して、俺(社会)の言う事を聞け!と言うものです。そして(2)で比較競争の基準になるものは、与えられた価値観(テストの点数・お金)等であり、これも個性を無視しています。

(3)もやはり、個性は押さえ込んで俺(社会)に従え!と言う事で、(4)の価値判断も与えられた価値観によって個性を判断するものです。

これからの教育で最も大切になって行く事は、「個性」を育てる事です。

読み書きが苦手、算数が苦手。それは、悪い事ですか?

とんでもない!それはその人の個性です。その人の個性は、より多くが他の方向に向けられているのだと言う事です。

もしかしたら、おしゃべりで人を楽しませる事が得意なのかも知れませんし、歌が大好きで、楽しんで音楽を追及する事が出来るのかも知れません。

そうした個性を育てて、それを人々に還元して行く事で社会が豊かになって行きます。各個人の豊かさが、社会の豊かさを生み出して行くのです。

そのための「個性」を育てて行く事が、これからの教育のテーマになります。それは、教育と言うより「生涯学習」としての要素が強いものです。

そうした様々な選択肢の中には、皆さんがこうして取り組んでいるように「スピリチュアル」をワクワクしながら探求すると言う事も当然にしてあります。

そして、今から時代が大きく上昇して行く過程では、「特にこうしたスピリチュアル教育」が大切になって行きます。

それは、昔で言う「道徳教育」の様な位置づけによって、国語や算数などと並んで重要な学校教育になって行くと思います。そうした変化は「ディスクロージャー(これまで隠されて来た真実の公開)」によって、大きく加速するだろうと思います。

現在で言う小学校でそうした基本的な事を学び、その先では各自の個性に応じてカルチャー教室の様な感じでの生涯教育へと進んで行く事になります。義務としての仕事は、段階的に必要なくなって行くのです。

差し当たって、現在の教育(学校でも家庭でも)の中で何を心がけたら良いかと言えば、「個性を大切にする」と言う視点を持って子供たちに接する事だと思います。

オモシロい事に、子供と言うのは大人たちからの不自然な縛り(社会の歯車を育てる教育)を解いてあげれば、幼い子供である程に自然と個性に沿って育って行くものです。

ただ、大人たちがその子供の個性に合った環境を提示してあげる等のサポートをすることも必要ですが。その時に、押し付けない事が大切であり、あくまでも子供が自分の意志で選択する必要があります。

しかし、今の時代の中でより大きな困難を負っているのは、歯車として育てられたけれど、何とか自分なりの豊かな幸せを掴みたいと藻掻いている、私達の様な大人かも知れません。

今後数年で、そうした人々がスピリチュアルへと向かう大きな波が押し寄せてくると思います。

そうした変化の波の中で、大切なテーマになって行くのは「個性・自主性・好奇心」を尊重する事になるのではないかと思っています。

4 件のコメント:

  1. このテーマをリクエストした者です。さっそく取り上げていただきありがとうございます。大変参考になりました。
    小学生の子供がおりまして、子育ての悩み・葛藤の原因は、まさに自分(親)の中にある三次元的価値観にあることを日々痛感しております。
    子供の本来の個性を大切にすることを大事にします。ありがとうございました。

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    1. どういたしまして。小学校で学ぶことは、社会を生きて行く上で必要な事であり、それを身に着ける事は大切な事になります。比較競争や点数の良し悪しで見ず、そうした必要性を子供さんと共有しながら支えてあげると良いのかも知れませんね。(^-^)

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  2. 幼稚園に行き始めた子どもがいます。慣れない集団行動で、勝手なことをして先生に怒られているようです。「皆と同じようにして」「友達に嫌がられないように清潔にして」「先生の言うことを聞いて(従って)」という言葉が出てしまったり、出そうになる自分に、ハッとします。個性を殺して従順にすることを学ぶために行っているのではなく、色んな人と上手に付き合いながら自立していくことを学んで欲しいから、幼稚園まで送っている。でも、個性を殺すほうが楽であって、その訳は、知恵もいらないし、想像力もいらないから。ついめんどくさがりの大人の口から個性を殺すことを推奨するような言葉が出る。
    でも集団生活でも、相手がいる以上、相手の気持ちを慮って自分を抑えるのなら、個性を殺すことにはならないはず。そこから知恵も生まれるはず。教育が四次元的になるまでに、まだ期間があるのでしょうけど、それを苦にすることなく、歪むことなく、乗り切りたいです。

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    1. そのとおりですね。社会を生きて行く以上、自分勝手ばかりでは周囲との調和をする事が出来ません。そうした点を教えてあげるのが、教育的な大人たちの役割でもありますよね。

      葛藤の原因は「言い方」にあるのかも知れません。子供を従わせるのではなくて、子供が理解し自分からそう動けるように教えてあげると良いと思います。子供は大人と違い経験を積んでいない為に、言っても直ぐには解らないものです。しかし、それを痛感するような経験をした時に「そう言えばお母さんが言ってたな」と思い出せばそれが本当の学びになります。長い目で見守ってあげましょう。

      それから個性が伸びる様にたくさん褒めてあげる事です。たくさん褒めてから少し注意すると効果が出やすいものです。注意と言うのは増えれば増える程に、その効果は薄れて行きます。

      つまり、子供がスムーズに社会生活をして行けるように、言うべき事は行ってあげる必要があります。しかし、直ぐにそれを理解してくれなくても、怒らずに温かく見守ってあげると良いと言った感じですね。そして、子供がそれによって失敗した時も、怒らずに「ほら、だから言ったのに」と微笑んであげれば良いと思います。

      人にもよりますが、自分がより良い選択をする事が出来れば、子育ては人生において最高に楽しい経験になると思います。子供のあり方を受け入れた所から、その成長を温かくサポートしてあげたいですね。(^-^)

      https://www.youtube.com/watch?v=cSjedcyoxgA

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